投稿

6月, 2021の投稿を表示しています

PLCの時代・ジ・エンド?

イメージ
ものづくり太郎さんが「PLCの時代・ジ・エンド」という刺激的なタイトルの動画をアップしています。 https://youtu.be/_g_z7wciP0w この動画の内容は、今後FA設備の制御方式がどうなっていくかを解説したものであり、FAの仕事に携わる者にとってたいへん興味深い内容です。しかしこの動画をより深く理解するためには、従来の制御方法を知っていたほうがよいのではないかと思います。そこで、簡単ではありますが以下に解説したいと思いますので、もし興味があればご覧ください。 実は日本のPLCはガラパゴス化していて、世界標準とは少し異なっています。その相違点は大きく分けて2つあります。 一つ目は、日本ではPLCのプログラミング言語といえばラダー言語が主流ですが、海外とくに欧州では、SFC言語やFBD言語などのいわゆる構造化言語が多く採用されているという点です。 近年のFA設備は、昔のようにカムを使って動く設備は少なく、サーボモータやロボットを使った設備がほとんどです。そして、その動作はシーケンシャルです。シーケンシャルというのは順次という意味で、前進→下降→吸着→上昇→後退というように順次的に動作することを意味します。そのような順次動作をする設備の制御には、構造化言語が向いています。 カムで動く設備はそれとは対照的です。カムで動く設備は、まさにカムがモーターによって一定速度で常時回転していて、その装置のあらゆるユニットや機器は、そのカムとメカ的に連動して動いています。これは言い換えれば、カラクリ装置のようなものですから、そもそも制御によって動作が決まるのではなく、カムによって動作が決まります。このためPLCは、設備の動きを制御するというよりは、補助するというイメージになります。具体的には、カムが位置Aに達したらバルブAをON、位置Bに達したらバルブBをONというように、設備の動きを補助する機器をカムの位置に応じてONしたりOFFしたりする役割になると思います。このような場合のプログラムには、ラダー言語が向いています。 前述のように、現在ではカムで動く設備はかなり少なくなってきています。にも拘らず日本では、ラダー言語によるプログラミングが主流になってしまっています。私の感覚では日本のFAのプログラマーの9割以上がこの言語で開発を行っているのではないでしょうか。 2つ目