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田中久重さんの万年時計

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あまりよくないニュースが続く東芝ですが、その東芝の創業者である田中久重さんの作ったこの万年時計は本当に素晴らしくて、私はこの動画をもう何回も見ています。 そういえば先日、六本木ヒルズで開催されていた「宇宙と芸術展」に行ってきたのですが、そこには同じく田中久重さんのつくった「須彌山儀」という模型が展示されていました。その展示の横には「田中久重」とだけ書かれていて、東芝の創業者としては紹介されておりませんでしたが、私は田中久重さんがどれだけすごい人かということをこの動画で知っていたので、その田中久重さんが作った模型を、実際にこの目で見れることにとても感激しながら拝見しました。 「須彌山儀」という模型は、仏教の宇宙観である須彌山説(天動説)に基づいて、西洋のオーレリー(天球儀)からの影響を受けて作られたとされるものだそうです。完成したのは嘉永3年(1850年)だそうですが、万年時計は下記の説明によると嘉永3年から翌年にかけて製作されたとありますので、須彌山儀を作ってすぐに万年時計の製作に取り掛かったことになります。天体の動きが今ほど明確にわかっていない時代だからでしょうか、同時期に宇宙観の異なる二つの時計を作ったというところに感慨深いものを感じます。 http://toshiba-mirai-kagakukan.jp/learn/history/toshiba_history/clock/index_j.htm 動画によれば、田中久重さんは土御門家というところに入門し天体の動きを学んだそうです。仕事が終わったあと、毎日8キロ離れたその土御門家に歩いて通い、夜遅くまで天体を学んだと言います。そして万年時計は、田中久重さんが48歳のときに作り始めたそうです。私は現在47歳ですが、それを聞くと身の引き締まる思いです。

ものづくり文化展2016、締め切り間近のお知らせ

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オリジナルマインドの2016年

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2016年の振り返り動画をつくりました。写真1枚当たり2秒しか使っていないのに10分以上の長い動画になりました。あらためて密度の濃い充実した1年だったなあと実感してます。でも社員にとってはすごく大変な年だったかもしれません(汗)

ものづくり文化展のキャッチコピーはなぜ「本気度が違うメカトロニクス作品コンテスト」なのか?

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前回のものづくり文化展では、特別審査員に明和電機の土佐社長さんが就任してくださいました。そのときに「ものづくり文化展は本気度が違う」というお言葉を頂いたのが印象に残っています。ものづくり文化展のキャッチコピーを「本気度が違うメカトロニクス作品コンテスト」としたのは、それがきっかけになっています。 ただ、「本気」とはいっても、高度な技術が使われているとか、超高精度な加工が施されているとか、そういう作品だけを募集しているのではなくて、本気でバカバカしい作品とか、本気でナンセンスな作品なども、ご応募お待ちしています。ぜひ気軽に応募していただけたら嬉しいです。 ちなみに、なぜ本気度の高い作品が集まるのか。それはたぶん、当社がCNCを販売しているからではないかと思っています。CNCというのは、3Dプリンタやレーザーカッターにくらべて少しハードル高いですからね。だからこそ、当社のコンテストには自然と本気度が高い作品が集まるのではないでしょうか。 前回のものづくり文化展の土佐社長さんからの総評 http://www.originalmind.co.jp/cultural_exhibition/2015/index.php#4

「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点」

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先日、「宇宙と芸術展」に行ったとき、このチームラボの「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点」を見ました。この世界はすべてが繋がった一つであり決して分けることができない。私たち日本人はそのことを潜在的に知っているはずですが、長いあいだ西洋文明に浸かってきたために忘れてしまっています。チームラボは、私たち日本人をその眠りから目覚めさせようとしてくれているのではないか。そんな気がしてなりません。

新製品[KitMill RZ300/420]の加工動画

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新製品[KitMill RZ300/420]の加工動画です。~「削るよろこび」でつくるものも変わる~