瞑想が世界を救う?
コロナによる不安を解消するために瞑想をする人が増えていますね。
私は、もしかしたら瞑想が世界を救う可能性があるのではないかと思っています。
これは当たり前すぎて気が付きにくいことなのですが、私たちの脳は大脳新皮質が発達しすぎたために、対象を「自分とは別」と考えてしまっているところがあります。自国と他国、自社と他社、自分と他人というようにです。その結果、人々は私的な利益の追求に走ってしまい、様々な摩擦や衝突を起こしてしまいます。
ところが、瞑想をすることで大脳新皮質の働きが穏やかになり、その境界線が不明瞭になっていきます。そうすると、自分=他人という感覚になる。
これは、マズローが晩年になって5段階欲求の上にさらにもう一つの段階があるとした「自己超越」の状態だと私は思います。多くの人がそうなれば、世界は平和で豊かな社会になっていくのではないでしょうか。
希望的観測だとは思うのですが、昨今の混乱する世の中を見ていると、そう願わずにはいられません。