熱間鍛造でクルマのパーツをつくっているところの動画 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 1月 05, 2017 熱間鍛造でクルマのパーツをつくっているところの動画。これほどの製造技術が確立されるまでには、気が遠くなるほどの試行錯誤の繰り返しがあったことでしょう。偉大なる先輩技術者に対して尊敬の気持ちが湧いてきます。 ソース元:環境ビデオのような、美しい熱間鍛造の動画です リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
保守部品.com 2月 01, 2018 生産中止となったシーケンサ、タッチパネル、モータドライバなど、法人向けの部品を専門的に扱う「 保守部品.com 」をオープンいたしました。 私たちは1997年の創業以来20年間にわたり、個人のお客様に向けて中古部品を販売してまいりました。その活動の中で生産ラインをお持ちのお客様から、「シーケンサが壊れたので大至急送ってほしい」といったご連絡を何度もいただきました。この「保守部品.com」は、そうした生産ラインの故障等でお困りのお客様に、より安心してご利用いただけますよう、生産中止品を中心に取り揃え、専門スタッフによる確実な品質管理と全品即日発送体制を整え、保守部品専門店として立ち上げるに至りました。生産ラインの停止は膨大な損失を招きます。一刻も早い修復にご協力できるよう、確実に皆様の生産ラインをサポートいたします。 続きを読む
CNCを使った場合の木材の接合方法 5月 02, 2016 当社では KitMill MOC900 という木材加工専用のCNCを販売しております。 木材と木材をつなぐには、古くから伝わる方法がたくさんありますが、CNCではそのような加工ができない場合が多いと思います。 しかし下記リンクのページでは、それに代わる方法がいくつも紹介されており、かなり参考になります。 CNC板材接合技術の雑記帳 http://makezine.jp/blog/2012/06/cnc-panel-joinery-notebook.html 50 DIGITAL WOOD JOINTS http://www.flexiblestream.org/Digital-Wood-Joints-001.php 続きを読む
第11回ものづくり文化展の開催にあたり 8月 27, 2021 最近、「ミニマリスト」という言葉をよく聞くようになりました。不要な持ちものを減らして最小限のものだけで暮らす人のことを指すそうです。なぜこのような人たちが増えてきたのでしょうか。 それは、「物質的な豊かさが満たされている社会になったから」だと私は思っています。物資が不足していた時代においては、モノがたくさん売れました。しかし現代においては、モノが溢れており、需要は飽和状態になっています。 しかし、企業はモノを売らないと利益にならないので、何とかして売ろうとします。需要が飽和しているのに売ろうとするから、まるで人を騙すような売り方も横行しているように思います。 そんな状態ですから、もう「モノは要らない」と思っている人も多いのではないでしょうか。それがミニマリストが増えている理由ではないか思います。 一方、同じモノでも人気が高まっているモノがあります。たとえばヴィンテージカーがそうです。最新のテクノロジーを搭載したクルマよりも、半世紀も前に作られたような古いクルマのほうが何倍も高く売れていると言います。高く売れるということは、それだけ価値が高いということです。 これまで私たちは、便利で快適なモノこそ価値が高いと考えてきました。しかし、現在起きていることはその逆です。不便で危険なモノのほうが価値が高いのです。 もう少し例を挙げてみたいと思います。今キャンプが流行っていますね。実は私も最近始めた大勢の中の一人です。キャンプはまさに不便で危険ですよね。ホテルのほうが明らかに便利だし快適です。しかも、やってみてわかったのですが、ホテルのほうが安上がりです。キャンプは揃えないといけないものも多いし、場所にもよりますが利用料も意外と高い。 それから、薪ストーブが流行っていたり、古民家を改造したカフェが流行っていますね。これも同じく不便で危険と言ってよいと思います。 なぜこのような現象が起きているのでしょうか。 「人間性は無駄に宿る。」この言葉は、スノーピークの山井梨沙社長が語った言葉ですが、ここにヒントがあるように思います。人間は理性的な生き物ではありません。人生を理性的に、事務的に、機械的に生きたいという人であれば、たしかに便利で快適なモノだけを揃えていればよいのかも知れません。しかし、それは果たして「豊かな人生」と言えるでしょうか。 やはり人は、便利とか快適というだけでは豊かさ... 続きを読む
日本のものづくりへの提言 ~感性と技術の融合で描く未来~ 1月 16, 2025 日本のものづくりがこれからも世界で評価され続けるためには、作り手の「感性」を最大限に活かす製品をつくること、そして所有者の「感性」に響く製品をつくること。この2つが極めて重要だと感じています。これらを追求することが、日本のものづくりの強みを最大限に引き出す鍵だと思うからです。 作り手の「感性」を活かす製品づくり 作り手の感性とは、経験を通じて培われる勘やコツ、微妙な違いを見抜く力のことです。日本人は、何かを使ったときに「どうもしっくりこない」「なんだか違和感がある」といった細やかな問題を敏感に感じ取る能力に長けています。この繊細な感性こそが、世界に誇る高品質な製品を数多く生み出してきました。 しかし、以前に比べ、この優れた感性を活かす場面が減ってしまったと感じます。とくに家電製品がそうです。かつてはアナログ回路が多くを占めていた内部回路も、現在ではデジタルに置き換えられ、多くの機能がプログラムで実現されています。これにより、職人の感性による微妙な調整は不要となり、プログラムの変更で対応できるようになりました。感性が求められない製品では、競争力の源泉が価格に集中するため、日本の家電産業は人件費の安い国との価格競争に直面し、かつてのような優位性を保つことが難しくなったのです。 一方で、エンジンの開発では日本人の感性が今もなお活かされ続けています。燃焼プロセスをコンピュータでシミュレーションする技術は進歩しましたが、それだけでは優れたエンジンを生み出すことはできません。燃焼時の微小な乱流や局所的な燃焼挙動を完全にモデル化するのは困難であり、膨大な試行錯誤と実験が不可欠です。この過程で重要なのが、作り手の感性による微調整です。エンジン音や振動、燃焼効率といった数値では測れない要素に対して微調整を加えることで、日本のエンジンは世界が追いつけないほどの高い性能を維持しているのです。このことは、日本のものづくりの未来を考える上で、重要な示唆を与えてくれています。 所有者の「感性」に響く製品づくり 次に、所有者の「感性に響く」製品づくりについて考えてみます。感性に響く製品の代表例は、機械式腕時計です。人々が高いお金を出して機械式腕時計を購入する理由は、単に時間を知るためだけではありません。むしろ、それだけならデジタル式のほうが正確だし価格も手軽でしょう。機械式腕時計が持つ魅力は、そ... 続きを読む
プレステ4の裏側 7月 01, 2020 プレステ4の裏側 ソニー社員も見られないロボの指先 https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/sony-playstation/ この記事のタイトルは「ソニー社員も見られないロボの指先」ということで、記事には指先の写真が多いのですが、実はそこはあまり重要ではありません。指の根元のほうをみると「力覚センサ」とカメラが付いています。これがあるからこそ、それまでロボットが苦手だったケーブルやテープ状の部品といった「柔軟物」をハンドリングすることができているのだと思います。 使用されている力覚センサは、おそらく三菱の「1F-FS001-W200」というタイプ。それがI/Fユニットを通してロボットコントローラに接続されているはずです。カメラはなぜかソニー製じゃなくて、Point Grey Research(現在のFLIR Systems)製が使われていますね。CC-linkのリモートI/O(たぶんAJ65VBTCE3-32D)が写っているので、PLCは間違いなく三菱でしょう。 ちなみに「力覚センサー」というのは、ロボットに繊細な力感覚を持たせることができるセンサーです。比較的新しいセンサで、私が実物を初めて見たのが3年前です。このセンサの誕生によって柔軟物をハンドリングできるようになったのだと思います。 記事にも書かれていますが、この生産ラインには32台のロボットがあり、そのうち26台が柔軟物の作業工程に使われているそうです。なので、このセンサーの存在は極めて大きいと思います。 私は昔、半導体の製造ラインで半導体チップと基板を超高精度でボンディングする装置を作ったことがありますが、その頃は、力覚センサーなんてありませんでしたし、ディープラーニングカメラもありませんでした。私の感覚ではこの5年ぐらいで自動化技術はかなり高まった気がします。 そのようにしてどんどん自動化技術が高まっていくと、中国よりも安く生産できる製品がどんどん増えていきます。実は中国はそれほど安くありません。なぜなら中国は工場を建てるにも多額の賄賂が必要だったり、社員がトラブルを頻発したり、知的財産を勝手に持ち出したりして、リソースの浪費が大きいからです。 それに今、世界の国々は中国に対する信頼感を薄めており、このまま中国に依存し続けるのは危... 続きを読む