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10月, 2015の投稿を表示しています

矢内さんのシアタールームでの会話

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矢内さんのシアタールームで、いろいろなお話を伺うことができました。 矢内さんは、ものづくりが大好きですから、工業系の大学を出ていらっしゃるのかと思ったら、そうではなく、なんと経済学部だったそうです。まさに独学で技術を身に着けたのですね。 矢内さんがものづくりに目覚めたのは、小学校5年生の頃にポケコンを買ってもらったことがきっかけだったそうです。当時刊行されていた「マイコンBASIC」というパソコン雑誌に載っているプログラムを入力してゲームを楽しんでいたとおっしゃっていました。それを聞いて私も同じだ!と思いました。私も当時はマイコンBASICを片手にPC-8801にプログラムをよく入力したものです。矢内さんは、レゴブロックも好きだったそうです。レゴブロックには無限の可能性があって、それを見ると何を作ろうかと凄くワクワクしたとおっしゃっていました。 矢内さんのものづくりへの情熱はどこからくるのでしょうか。それは、完成した姿を頭に浮かべることだそうです。そしてイメージしたものが完成に近づいてくると、モチベーションがどんどん高まるそうです。でも、完成してしまうと少し飽きがくるとおっしゃっていました(笑) きっと同じことを繰り返し作業することよりも、常に何か新しいものに挑戦したいのですね。 写真は矢内さんが高校生の頃に作られた麻雀卓です。大きな引き出しが四面すべてに付いており、送りねじで自動的に開閉できるようになっています。高校生でこれだけ完成度の高いものが作れるというのは凄いことだと思います。

矢内さんのシアタールーム

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これは矢内さんが自作したシアタールームです。今、「自作したシアタールーム」って言葉を書いていて思ったのですが、なかなかシアタールームを自作できる人っていないですよね!? このシアタールームは、矢内さんの会社の屋上にあります。材料を持ち上げる時だけは友達の力を借りたそうですが、他は全て矢内さん一人で作ったそうです。あらためて矢内さんって本当に凄い人だなって思います。しかも仕事が終わってから毎日コツコツ作り続け1年半ほどかけて完成させたとのことですから、その情熱にも感服します。 このシアタールームには、いろいろな仕掛けがあって、部屋にロックが掛かっているときに無理にあけるなどの異常を検知すると、侵入者アリと判断して自動的に携帯に電話が掛かるようになっているそうです。それから、スピーカーの横には、ある装置があったのですが、私はこれをみて、商品化すれば絶対に売れる!と思いました。お友達と商品化する話も出たそうですが、今はストップしているそうです。でも、私はこれが売れると思うので、あえて内容は秘密にします(笑) この部屋で少し映画を見せてもらったのですが、大迫力で凄く感激してしまい、私も欲しくなってしまいました。人間の可聴領域を超えるような重低音が利いたスピーカーや、大きなスクリーン、そして近隣への騒音をまったく気にしなくてよい防音壁。もうこのシアタールームがあれば映画館に行く必要はないですね。矢内さんはカラオケが好きで、この部屋で大きなスクリーンを前に時々歌うそうですが、これなら思いっきり大きな声で、曲に酔いしれながら歌うことができそうです。

矢内さんの氷専用旋盤

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矢内さま の取材記事の続きです。これは矢内さんが作った氷専用旋盤です。木工旋盤と同じように手で刃物を動かすタイプです。主軸には三木プーリの変速機ユニットが使われていました。芯間は1メートルぐらいあり、ベッド上振りも大きいので、かなり大きなものをつくることができます。

KitMill MOC900 のPV撮影風景 ~その2~

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「KitMill MOC900」のPV撮影風景の続きです。いつもPV撮影をする時は天気が心配になります。完成すればたった2~3分間の動画でも、撮影は最低でも2日間は掛かるため、その間に天気が変わってしまうと、PVを見ている人からすれば、数秒単位で天気がコロコロと変わっているように見えてしまいますし、動画の雰囲気にまで影響してしまうからです。今回は2日間とも天気に恵まれ、狙い通りの撮影ができました。

KitMill MOC900 のPV撮影風景

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先日、当社WEBサイトより、今秋発売予定の木工専用CNC 「KitMill MOC900」 を紹介させて頂きました。今日はこの製品PVの撮影風景をご紹介したいと思います。  今回、撮影場所に選んだのは、長野県飯田市にある 「杵原学校」 というところです。今はもう学校としては使われていないのですが、この懐かしい雰囲気のする校舎が「木工」に似合う場所だと思い、利用させて頂きました。 PVに出演してくださった方は、 千万音(ちまね) の山本さんという方です。山本さんは当社のある岡谷市の隣の下諏訪町というところでスピーカーを作っていらっしゃる方で、私とは数年前からのお付き合いです。山本さんに出演をお願いしたのは、やはり木の扱い方が上手ですし、何より、山本さんの暖かい人柄と木のぬくもりがとてもよくマッチすると思ったからです。実際の映像も狙い通りの出来栄えで出演をお願いして本当に良かったと思いました。実は山本さんには、今回のMOC900の開発においても、いろいろなアドバイスを頂いています。

ロボットパイオニアフォーラム005 「ロボット×VC」

今日は、ロボットパイオニアフォーラム005 「ロボット×VC」というイベントに参加してきます。実はDMM.make AKIBAに伺うのも初めてです。 https://www.facebook.com/events/1660240067524045/

KAZKINさんの美しいゴム銃

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先日ものづくり文化展に投稿してくださった KAZKINさまのフェイスブック を拝見していたら、 「CNCフライス始めました。」 という記事に辿り着きました。思えばKAZKINさんには、3年ぐらい前に 「ゴム鉄砲製作のようす」 というページを作る際に「ストライクディンゴ」というカッコいいゴム鉄砲のデータを頂き、大変お世話になりました。KAZKINさんはその時はまだ手加工でゴム銃を作っていらしたと思うのですが、今回のご投稿を拝見したら、CNCやアルマイトを駆使したそれは美しいゴム銃を作っていらして大変感動しました。動画までが美しく作られており、KAZKINさんのセンスの高さが伺えます。それにしてもこのゴム銃って、すごく男の心をくすぐりますね。撃った時に手に返ってくる反動とか、カシャっていう動作音とかたまらないと思います。その上この美しさですからね。 その 「CNCフライス始めました。」 の記事には、「仕事でボール盤やバンドソーを扱う程度で、文系卒の僕は機械に詳しくありません。先端の工作機械を自分で組み立てるのは不安でした。でも案外やってみたら簡単で楽しかったです。仕組みを理解できたので、今後何かあっても臆することなく分解して調整することができます。完成品を買ってたらそうはいかないと思います。」という言葉がありました。私はお客さんにそう思って頂けるよう商品提供をしてきたので、この言葉は本当に嬉しいです。また、このページからは大切にCNCを使ってくださっている様子が伝わってきて、そのこともすごく嬉しく感じました。 そのKAZKINさんが、あのデアゴスティーニさんを通じてKAZKIN2120.R.B.GUNSというメタル輪ゴム銃を発売する事になったそうです。もう予約開始しているそうなのでぜひチェックしてみて下さい!

ものづくり文化展2015

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毎年開催している当社主催の ものづくり文化展 。いつも年末の締切間近になって作品がたくさん集まるのですが、今年は、明和電機土佐社長さんが特別審査員に就任してくださったせいか、いつもより作品の集まりがよいです!皆様からのご応募、心よりお待ちしております。

飾り用の氷をつくる製氷機

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矢内さま の取材記事の続きです。ずっと前から、この 飾りが入った氷 ってどうやって作るのだろう?と不思議に思っていたのですが、この製氷機を拝見してやっとその原理がわかりました。その原理をここに書いていいのかわからないので伏せておきますが、この氷を一つ作るのに1週間ぐらい掛かるそうです。この製氷機で作られた氷は、商店街やホテル、レストランなどに設置され、そこに訪れた人たちの目を楽しませています。この製氷機は矢内さんが作られたものですが、「これほどの設備を作る技術ってどうやって覚えたのですか?」と聞いたら、「製氷機のメーカーが来たときにずっと見てる」とおっしゃっていました。勉強熱心な矢内さんならではのお答えだなと感心しました。